はじめに(このページの目的)
この記事は、LPICレベル1学習中の筆者が、AIに解説してもらった内容と実際の学習記録をまとめたものです。
nano、vim、sedなどの基本操作や注意点を整理し、手を動かして理解を深めます。
最後に学習で得た気づきや感想を記載します。
作業前の確認ポイント
– Rocky Linux 9系のターミナル環境があること。
– sudo権限を持つユーザーで操作すること。
– vimやnanoがインストールされていること。
– 編集前に必ずcp
でバックアップを作成する。
– 権限不足や所有権の違いで保存できない場合がある。
– vimはモード切替型なので、操作に慣れる必要がある。
実施手順
ステップ1:テキスト編集とは何か
テキスト編集は、設定ファイルやスクリプトなどの内容を変更する作業です。
エディタは文字編集専用のソフトウェアで、Rocky Linuxでは以下が代表的です。
- nano:初心者向けで直感的
- vim:高機能で拡張性が高い
- sed:コマンドによる一括編集向け
ステップ2:基本的な使い方
# nanoでファイルを編集 nano /etc/hosts
nano
は簡単操作のエディタです。
保存はCtrl+O
、終了はCtrl+X
です。
権限が必要な場合はsudo nano ファイル名
を使います。
# vimでファイルを編集 vim /etc/hosts
vim
はモード型エディタです。
挿入はi
、保存終了はEsc
→ :wq
です。
# sedで文字列を置換 sed -i 's/old/new/g' file.txt
sed
はテキストを一括変換します。
-i
で直接上書き、g
で行内すべてを置換します。
ステップ3:背景・覚え方・勘違い例
nanoは画面下に操作方法が表示されるため迷いにくいです。
vimはモード切替を理解すると操作が安定します。
sedは正規表現で広範囲に影響するため、実行前に内容を確認しましょう。
ステップ4:注意点・落とし穴
権限不足で保存できない場合はsudo
やsudoedit
を使用します。
sedの-i
は元データを直接変更するため、必ず事前にバックアップを取りましょう。
実践してみよう(練習問題)
以下のコマンドを実行し、結果を確認します。
# 練習用ディレクトリ作成 mkdir testdir
mkdir
は新しいディレクトリを作成します。
基本構文はmkdir ディレクトリ名
です。
-p
で階層ごとの作成も可能です。
接続確認とトラブルシューティング
エラー例 | 原因 | 対策 |
---|---|---|
Permission denied | 権限不足 | sudo で実行 |
E212: Can’t open file for writing | 所有権・権限不足 | sudoedit や権限変更 |
sedで意図しない置換 | 正規表現ミス | 対象を限定し、事前バックアップを取得 |
補足情報まとめ
コマンド | 意味 | 主なオプション |
---|---|---|
nano | 簡易テキストエディタ | -B(バックアップ)、-m(マウスサポート) |
vim | 高機能エディタ | -u NONE(最小設定)、-R(読み取り専用) |
sed | テキスト変換 | -i(上書き)、-n(出力抑制) |
cp | ファイルコピー | -a(属性保持)、-r(再帰) |
sudoedit | 安全に管理者編集 | EDITOR変数でエディタ指定 |
まとめ
- nanoは初心者向け、vimは高機能、sedは自動処理向け。
- 編集前に必ずバックアップを取る。
- 権限不足時は
sudo
やsudoedit
を利用。
参考リンク
学習してみた感想(筆者コメント)
nanoで操作を覚えた後にvimへ移行するとスムーズでした。
sedは効率的ですが、誤操作防止にバックアップが必須だと感じました。
次はvimのショートカットをまとめ、効率的に編集できるようにします。