【LPIC基礎学習】テキストファイルの編集について

ファイル3 LPIC1 学習記録

はじめに(このページの目的)

この記事は、LPICレベル1学習中の筆者が、AIに解説してもらった内容と実際の学習記録をまとめたものです。
nano、vim、sedなどの基本操作や注意点を整理し、手を動かして理解を深めます。
最後に学習で得た気づきや感想を記載します。

作業前の確認ポイント

– Rocky Linux 9系のターミナル環境があること。
– sudo権限を持つユーザーで操作すること。
– vimやnanoがインストールされていること。

– 編集前に必ずcpでバックアップを作成する。
– 権限不足や所有権の違いで保存できない場合がある。
– vimはモード切替型なので、操作に慣れる必要がある。

実施手順

ステップ1:テキスト編集とは何か

テキスト編集は、設定ファイルやスクリプトなどの内容を変更する作業です。
エディタは文字編集専用のソフトウェアで、Rocky Linuxでは以下が代表的です。

  • nano:初心者向けで直感的
  • vim:高機能で拡張性が高い
  • sed:コマンドによる一括編集向け

ステップ2:基本的な使い方

# nanoでファイルを編集
nano /etc/hosts

nanoは簡単操作のエディタです。
保存はCtrl+O、終了はCtrl+Xです。
権限が必要な場合はsudo nano ファイル名を使います。

# vimでファイルを編集
vim /etc/hosts

vimはモード型エディタです。
挿入はi、保存終了はEsc:wqです。

# sedで文字列を置換
sed -i 's/old/new/g' file.txt

sedはテキストを一括変換します。
-iで直接上書き、gで行内すべてを置換します。

ステップ3:背景・覚え方・勘違い例

nanoは画面下に操作方法が表示されるため迷いにくいです。
vimはモード切替を理解すると操作が安定します。
sedは正規表現で広範囲に影響するため、実行前に内容を確認しましょう。

ステップ4:注意点・落とし穴

権限不足で保存できない場合はsudosudoeditを使用します。
sedの-iは元データを直接変更するため、必ず事前にバックアップを取りましょう。

実践してみよう(練習問題)

以下のコマンドを実行し、結果を確認します。

# 練習用ディレクトリ作成
mkdir testdir

mkdirは新しいディレクトリを作成します。
基本構文はmkdir ディレクトリ名です。
-pで階層ごとの作成も可能です。

接続確認とトラブルシューティング

エラー例 原因 対策
Permission denied 権限不足 sudoで実行
E212: Can’t open file for writing 所有権・権限不足 sudoeditや権限変更
sedで意図しない置換 正規表現ミス 対象を限定し、事前バックアップを取得

補足情報まとめ

コマンド 意味 主なオプション
nano 簡易テキストエディタ -B(バックアップ)、-m(マウスサポート)
vim 高機能エディタ -u NONE(最小設定)、-R(読み取り専用)
sed テキスト変換 -i(上書き)、-n(出力抑制)
cp ファイルコピー -a(属性保持)、-r(再帰)
sudoedit 安全に管理者編集 EDITOR変数でエディタ指定

まとめ

  • nanoは初心者向け、vimは高機能、sedは自動処理向け。
  • 編集前に必ずバックアップを取る。
  • 権限不足時はsudosudoeditを利用。

参考リンク

学習してみた感想(筆者コメント)

nanoで操作を覚えた後にvimへ移行するとスムーズでした。
sedは効率的ですが、誤操作防止にバックアップが必須だと感じました。
次はvimのショートカットをまとめ、効率的に編集できるようにします。