VPS構築直後に行うべき初期設定まとめ
本記事は筆者の指示・構成に基づき、AI(ChatGPT)によって生成されています。
内容は筆者が確認・修正を行っていますが、AI生成であることを理解した上でご利用ください。
はじめに(この記事の目的)
本記事では、筆者がRocky Linuxサーバーを運用・学習する中で確認・検証・記録した内容を整理します。
同じ作業を行う方が再現できるよう、背景・目的・手順・注意点を丁寧に解説します。
筆者の学習記録であると同時に、実用的なガイドとして活用できる構成です。
この記事の対象
- Rocky Linuxや他のLinuxディストリビューションを自己管理している方
- コマンドや設定の目的を理解しながら安全に操作したい方
- 実践的な例と検証手順を知りたい方
作業環境
- OS:Rocky Linux 9(x86_64)
- 接続方法:SSH(公開鍵認証)
- ユーザー:一般ユーザー(sudo権限あり)
この記事の目的と概要
本記事ではVPS初期設定と基本的なセキュリティ強化に関する設定・確認・操作方法を解説します。
以下の流れで進めます。
- 作業前の確認と前提整理
- ステップごとの具体的手順
- コマンドとその解説
- 作業前後の比較
- 安全策と復旧方法
実施手順(ステップ解説)
ステップ1:作業前の状態確認
# 現在のSSH設定を確認
sudo grep -E "PermitRootLogin|PasswordAuthentication" /etc/ssh/sshd_config
このコマンドはSSH設定ファイル(/etc/ssh/sshd_config
)から、rootログインとパスワード認証の設定行を抽出します。
grep
はテキスト検索コマンドで、-E
は拡張正規表現を有効にします。
これにより、セキュリティ上重要な2つの設定項目を事前に把握できます。
出力例:
#PermitRootLogin yes
PasswordAuthentication yes
ステップ2:一般ユーザー作成とsudo権限付与
# 一般ユーザーを作成
sudo adduser adminuser
# パスワードを設定
sudo passwd adminuser
# sudo権限を付与(wheelグループに追加)
sudo usermod -aG wheel adminuser
adduser
は新しいユーザーを作成します。
passwd
でパスワードを設定し、usermod -aG wheel
で管理権限グループ(wheel)に追加します。
wheelグループはsudoコマンドの利用を許可する特別なグループです。
出力例:
Adding user `adminuser' ...
Adding new group `adminuser' (1001) ...
Adding new user `adminuser' (1001) with group `adminuser' ...
Creating home directory `/home/adminuser' ...
Copying files from `/etc/skel' ...
ステップ3:作業後の状態確認
# wheelグループに追加されたか確認
groups adminuser
groups
コマンドでユーザーが所属するグループを確認できます。
wheel
が表示されていればsudo権限付与は成功です。
出力例:
adminuser wheel
作業前後の比較
項目 | 作業前 | 作業後 |
---|---|---|
rootログイン | 有効 | 無効(PermitRootLogin no) |
パスワード認証 | 有効 | 無効(鍵認証のみ) |
一般ユーザー | 未作成 | sudo権限付きユーザー作成済み |
使用したコマンド一覧と解説
コマンド | 目的 | 解説 |
---|---|---|
grep |
設定ファイル検索 | 指定パターンを含む行を表示する |
adduser |
ユーザー作成 | 新規ユーザーとホームディレクトリを作成する |
passwd |
パスワード設定 | 指定ユーザーのログインパスワードを変更する |
usermod |
グループ追加 | 既存ユーザーを特定のグループに追加する |
groups |
所属グループ確認 | 指定ユーザーが所属するグループを表示する |
安全策と復旧方法
- 作業前に
/etc/ssh/sshd_config
のバックアップを取得する - SSH設定を変更する際は別の接続を開いてテストし、失敗時に即座に元に戻せるようにする
注意点・落とし穴
- rootログインを無効化する前に必ずsudo権限を持つ一般ユーザーを作成しておく
- SSH鍵の権限設定(700や600)が間違っていると認証に失敗する
まとめ
本記事ではVPS初期設定と基本的なセキュリティ強化を解説しました。
作業前後での比較と安全策を意識することで、トラブルを未然に防げます。
読者のLinux運用の一助になれば幸いです。
実践課題
- 新規に作成したユーザーでSSH鍵認証を設定し、rootログインを無効化して接続できることを確認する
- firewalldを有効化し、SSH・HTTP・HTTPSのみを許可する設定を行う